シンプレクスに入社した経緯を教えてください。
私は新卒としてシンプレクスに入社した後、1度別の企業に転職し再びシンプレクスに戻ってきたため少し変わった経歴です。
シンプレクス入社3年目のタイミングでスマホゲームを運営する企業に転職し開発業務を行っていました。違う世界を見てみたいというシンプルな転職動機でした。
その会社では新規リリースするゲームのプログラミング(Cocos2d-X)、進捗管理やエンドユーザーの行動分析、アプリ内イベントの企画など開発以外の業務も幅広く担当していました。
技術領域としてはゲーム系のスマホフレームワーク以外にもiOSネイティブ(Objective-C)、サーバーサイド(Scala、Python)などにも触れていました。2年くらい仕事をする中で、いくつかのプロダクトのリリースに携わり、これまでとは異なるものづくりを経験できたことで、エンジニアとしての幅を広げることに繋がったと思っています。
シンプレクスの上司とは退職した後も連絡を取り合う間柄で転職の相談をしました。その際に「思う存分、開発させてやるから戻ってくれば?」と声をかけてもらい、再びシンプレクスで働くことを決断しました。
前職で獲得したスマホアプリやWebアプリの開発スキルを活かしながら、開発そのものに集中できる環境に移りたいという気持ちと、一度シンプレクスを離れたことで、改めて金融という事業ドメインの面白さや一緒に働くメンバーの魅力を再確認できたことも戻ることを決めた理由の一つです。
現在の仕事内容について教えてください。
直近ではスマホで株式の取引を行うアプリケーションの開発リードをメインで担当していました。アーキテクチャ設計から管理業務、ソースコードのベース部分や主要な取引系の画面の実装など、様々な業務を行いました。
現在は複数プロジェクトの開発面におけるスーパーバイザー的な役割を担いながら、テクニカルエキスパートとして提案活動をサポートしたり、次世代のスマホアプリのアーキテクチャを検討する業務などを行ったりしています。また、これまでの経験を活かして人材の育成や中途採用にも積極的に関わっています。
どんな時に仕事のやりがいを感じますか。
ものづくり・サービスづくりの過程に関わる場面でやりがいを感じることが多いですね。
その中でもエンドユーザーが使いやすいUI/UXとはどのようなものか?生産性や品質を向上させるためのフレームワークや仕組みづくりとは?といったプロダクトの内外それぞれで考えを張り巡らせることや、様々な課題を解決していく場面で自分の経験やスキルを活かせていると実感しています。
また、私が中途入社した初年度に作ったプロダクトがその後多くのプロジェクトに横展開されて採用されている様子を見たときは、開発者として誇らしさを感じました。
“金融系”と聞くと保守的な技術選定をするイメージがあるかもしれませんが、若手メンバー発信で技術的なチャレンジをする機会が多くあります。実際にシンプレクスに戻ってきた2014年から2年の間では、当時はまだ流行り始めだったVue.jsやTypeScriptの導入を提案して採用されました。また、B2Bビジネスのため「言われたものを作る」というイメージを持たれている方も多いと思いますが、実際はサービスデザインの部分から関わっていく機会が多いので、やりがいも大きいと思いますよ。