CEO金子が語る「シンプレクスグループで働くということ」
――2023年度 シンプレクス・ホールディングスCEO特別説明会レポート
新卒採用2025卒の採用活動開始にあたり、2023年7月18日にCEO特別説明会を実施しました。
当日は代表取締役社長の金子が登壇し、シンプレクスのビジネスモデルや人材戦略の説明だけでなく、金子自身がビジネスパーソンとして歩んできた経験や、創業から現在に至るまでの軌跡も熱く紹介しました。参加してくださった学生の皆さんの、メモを取りながら熱心に聞き入る姿が印象的でした。本記事では、今回の説明会の一部をピックアップしてお届けします。
金子 英樹
シンプレクス・ホールディングス 代表取締役社長(CEO)
1987年 一橋大学法学部 卒業、同年アーサー・アンダーセン(現アクセンチュア)に入社。外資系ベンチャーを経て、1991年 ソロモン・ブラザーズ・アジア証券(現シティグループ証券)に入社。1997年 ソロモン・ブラザーズ時代のチームメンバーとともに独立し、シンプレクスの前身であるシンプレクス・リスク・マネジメントを創業。2016年 単独株式移転によりシンプレクスの持株会社としてシンプレクス・ホールディングスを設立。
CHAPTER 01 シンプレクスの誕生から、圧倒的な成長を遂げるまで。
今回の説明会はまず、シンプレクスの創業に至るまでのストーリーの紹介からスタートしました。
金子
大前 研一氏の著書『世界が見える日本が見える』(講談社刊)に感銘を受けたことからコンサルタントを目指し、就職活動を開始しました。外資の戦略コンサルティングファームの選考でたまたま出会った学生から「今日はアーサー・アンダーセン(現アクセンチュア)の内定者の集いがあるぞ」と言われ、なんとなくついて行くことにしたんです。「この人に寄ってみないかと言われたのでついて来ました。覗いていってもいいですか?」と聞いたら、「なんだか面白そうなやつが来たぞ」と思われたんでしょうね、その場で「お前面白いな。ここで俺と握手したらウチに入れてやるぞ」と言われ、握手をしてしまった。それが私の社会人としてのキャリアのスタートでした。
そうしてアーサー・アンダーセンに入社した金子は、仕事を通じて、その後のキャリアにも繋がる二つの大きな出会いを果たすことになります。
金子
私のキャリアに転機をもたらした二つの出来事、それは「コンサルティング」と「テクノロジー」との出会いでした。特に、テクノロジーに関しては、当時は今のようにコンピューターが一般的ではない時代でした。私自身、それまではキーボードさえ触ったことがなかったので、毎日ひたすら勉強し続けました。コンピューターの本質を理解し、結果として3年目には部署でトップのパフォーマンスを出せるようになりました。元々、コンピューターへの適性があったわけではありませんし、勉強が好きなわけでもありませんでしたが、20代の前半に、「正しい方向で必要なだけの努力をすれば、少なくともその分野では圧倒的な成果を残せるようになる」という確信を持てたことは、%