甲斐 夕貴

シンプレクス株式会社
関西学院大学卒業
2022年度入社 新卒

学生時代のエピソード

大学では法学部に所属し、メディア政治学のゼミで学びました。映画や文学など身近なメディアを題材に、社会や政治との関わりについて考えるゼミで、毎週プレゼンテーションやディベートに取り組みました。一つのテーマをさまざまな角度から捉え、自分の考えを相手に伝える経験を重ねる中で、論点を整理し、複数の立場を踏まえて考える力を身に付けました。この力は現在の仕事でも、ビジネス上の課題を整理し、関係者と認識を合わせながらプロジェクトを前に進めるうえで生きています。

また、興味を持ったことには積極的に挑戦したいという思いから、ゼミや授業での学びに加えて実践的な活動にも参加しました。卒業生とともに企業や団体から与えられた課題を分析し、ビジネスプランを考えて競うコンペ形式のプログラムでは、情報収集から分析、プレゼンテーションまでを経験しました。その他には、公認会計士の方々と企業の財務データや事業内容を分析し、将来の事業展開を予測しながら会計上のリスクを考えるケーススタディにも参加しました。

そうした挑戦の一つとして、留学にも挑戦しました。せっかくなら日本人が少なく、自分にとって馴染みのない環境に飛び込んでみたいと考え、渡航先にはアイルランドを選びました。現地では、言葉や文化、生活習慣の違いに戸惑うこともありましたが、さまざまな国の人が集まるコミュニティに積極的に参加し、自分から人とのつながりを広げていきました。そうしたつながりからさらに新しい出会いや機会が生まれ、自ら動くことで環境を広げていけることを実感しました。こうした経験を通じて、興味を持ったことにまず飛び込んでみることの面白さを知るとともに、正解が決まっていない状況でも自分なりに考え、周囲を見ながら必要なことを見つけて動く姿勢が身に付きました。

入社した経緯、決め手

就職活動で重視していたのは、「商材の力ではなく、自身のスキルや価値によって貢献できる仕事か」という点です。困っている人に向き合い、自身の力で価値を生み出せる仕事を求め、コンサルティング業界を志望しました。

シンプレクス・ホールディングスに魅力を感じたのは、選考を通じて「人を見てくれる会社」だと実感したからです。面接では学生時代の経験だけでなく、小学生の頃にまでさかのぼって質問され、私について知ろうとしてくれました。表面的な経歴ではなく、その背景にある考え方まで丁寧に掘り下げてもらい、「自分という人間をきちんと理解しようとしてくれている」と感じました。

若いうちから高い基準の中で成長できることも決め手でした。ITは未経験でしたが、自身のスキルで価値を提供できる人材になるためには、自分を鍛えられる環境に身を置く必要があると考え、入社を決めました。

入社後の業務経験

入社後は、証券会社向けの証券取引システムの開発プロジェクトに配属されました。テスト工程を中心に、一部の設計も担当し、システム開発の基礎を実務の中で身に付けました。

その後はネット銀行に常駐し、行員の方々の業務推進を支援しました。常に「どうすればお客様が安心して業務を進められるか」を考え、先輩社員のノウハウを吸収しながら、顧客対応と業務推進の精度を高めました。

次に参画した化粧品メーカーのプロジェクトでは、提案からリリースまでの全工程に携わりました。お客様の要望に対して、技術的難易度から実現可能な範囲を見極めながら、業務とシステム双方の観点からプロジェクトを前に進めました。この経験から、要望をシステムに落とし込むには、顧客業務への深い理解が欠かせないと実感しました。そこで、「わからないことがあれば、私に聞けば答えが返ってくる」と思ってもらえる水準を目標に、業務知識を徹底的に深めました。

現在は、中古車オークションシステムの大規模刷新プロジェクトに携わっています。業務領域が広く複雑だからこそ、設計やテストでは仕様の表面的な確認にとどまらず、「お客様が実際にどのように使うのか」まで踏み込んで考えることを重視しています。

また、これまでどのプロジェクトでも、自分の担当業務だけにとらわれず、プロジェクト全体が円滑に進むために必要なことを考え、自ら動くことを大切にしてきました。担当が明確になっていないタスクを拾ったり、情報や論点を整理して資料にまとめたりするほか、プロジェクトを進めるうえで必要な運用や段取りにも目を配り、周囲が仕事を進めやすい状態をつくることを意識しています。自分が一歩先回りして動くことで、メンバーがそれぞれの業務により集中し、チーム全体が力を発揮できるようにすることも、自分なりの価値の出し方だと考えています。

入社してよかったと感じた瞬間

入社してよかったと最も感じるのは、高い基準で仕事に向き合いながら、互いの成長を支え合える仲間がいることです。研修中は同期が自分の時間を割いて支え、配属後は先輩が成長のために親身にサポートしてくれました。選考時に感じた「人を見てくれる会社」という印象は、入社後も変わっていません。

シンプレクスには成長意欲の高い人が集まっていますが、個人の成果だけを競う環境ではありません。困っている人がいれば一緒に考え、時間を惜しまず支える文化があります。高い基準を持つ仲間と、互いに力を引き上げながら働けることは、大きな魅力です。

自分の成長をきちんと見て評価してもらえることも、働くやりがいになっています。プロジェクトごとに役割を広げ、成果を積み重ねる中で、その変化を評価してもらえることが、次の挑戦へのモチベーションにつながっています。

今後の目標

今後は、お客様との対話を通じてビジネス要件を構造化し、業務とシステム双方の観点から実現方法を提示できる業務リードを目指します。

そのために、IT領域の知識をさらに深め、技術的な実現可能性を自ら判断できる水準まで引き上げたいと考えています。同時に、先輩の会議の進め方や、お客様と合意形成するプロセスを学び、その役割に必要な引き出しを増やしていきます。

これまで大切にしてきたプロジェクト全体を見渡し、周囲がより力を発揮するために必要なことを考えて自ら動く姿勢も生かし、担当領域に閉じることなく、チーム全体の成果につながる価値を発揮していきたいです。