シンプレクスに入社を決めた理由を教えてください。
前職は金融業界を主なクライアントとする独立系のシステムインテグレーターでした。私はクライアント先に常駐し、投資家向けのオンライン取引システムを開発していました。
具体的には、取引システムにおいて株式、先物・オプションの商品を取り扱うリッチクライアントを担当していました。その中で、主にサブリーダーとして機能要件の実現方式の検討や要件洗い出しの支援、基本設計から結合テストを行いながら、顧客と実現方式の検討、プロトタイプ開発やプロダクションコードの実装などを担っていました。
転職をしようと考えた理由は、前職での昇給の仕方がある程度固定化されており、自分が40代になった際の年収の予想がついてしまい、このまま見えている年収を目指してキャリアを進んでいくよりも、自分の可能性を信じ、挑戦的に力強くキャリアを歩んでいきたいと考えたためです。
転職活動をする中でシンプレクスに入社を決めた理由は、実力主義の評価制度に惹かれたからです。シンプレクスは「札入れ」という評価手法で、直属の上司や先輩が評価対象者の1年間の成果をもとに「自分だったらこの人をいくらで雇いたいか」という観点で議論を重ねていき最終的な評価が決まるというスタイルでした。本当に年功序列ではなく、実力が評価に反映される、そこが前職の評価制度と大きく異なり、自分の可能性を試し続けるには最高の環境のように思えました。
現在の仕事内容について教えてください。
新たにプロジェクトが発足する際、どのような方針でどのようなシステムを作り上げていくのかという検討段階から入り、プロジェクトの立ち上げの整備をしています。具体的には、システム要件定義から加わるケースではシステム要件の整理、リスクの洗い出し、それを実現できるコードベースの整備やサービスレベルの策定等を行っています。
最近は比較的大きいプロジェクトに関わるケースが多いので、上述に加えて設計・開発のサイクルを回す中で一気に体制拡大ができるような準備を、設計開始までにしています。さらに、新しい技術の採用やリスクがある場合は、リスク軽減のためのPoC(Proof of Concept:概念実証)を実施したり、プロジェクトを完遂できる開発のベースを準備したりすることが多いです。
今後のキャリアプラン、目指していきたいことを教えてください。
多くのシステムは人月ベースでコストを算出し、そこに利益を乗せて売値としていますが、作り上げるプロダクトに対してビジネス目線からの付加価値をつけ、それを買っていただけるような流れに変えていけないか試行していきたいと考えています。その実現のためにも、各フェーズで成果物を作り上げるスピード、実装量の削減、不具合発生率の低下などの効率化が実現できるようなベースを作っていきたいです。